「二次元『グッズ消費』がオフライン市場を熱狂させる」
「今年の五一、全国から『グッズ』愛好者が集結した聖地——上海・南京東路」
バンダイスピリッツ店前には1kmに及ぶ行列ができ、鍾旭志(仮名)はガンダムプリントの黒Tシャツ姿で5時間以上並んだが、入場時にはフィギュアは完売していた。前日から並び代行料を30元から200元まで吊り上げたブローカーの存在も明らかに。
一方、オープンしたばかりの「カード遊戯」旗艦店では『マイリトルポニー』ファンが山積みのカードを購入。「SSR」が出るまで何度も列に並び直す光景も。
「中国の秋葉原」と呼ばれる南京東路の熱狂
南京東路にはポップマート、カード遊戯旗艦店をはじめ、無数のアニメショップやテーマ店が集結。五一期間中は百聯ZX創趣場だけでも30近いイベントが開催され、「1億人のオタクが南京東路にいるようだ」と鍾旭志は語る。
上海・北京・広州など6都市では158のIPポップアップイベントが実施。『ポケモン』イベントでは3都市同時開催にもかかわらず、動画映りの行列が商業施設を一周するほどだった。
蘇卡(仮名)は151コイン入手のため、2日連続で2時間以上並んだ末、最終日は「朝8時限の授業」(※大学生が早起きを揶揄するネットスラング)並みの覚悟で朝一番に並び、ようやくマグネットを入手。人気商品は開店即完売が常態化していた。
数字が証明する二次元経済の爆発
『名探偵コナン』30周年展は5日間で305万元を売り上げ、大悦城系7施設では売上1.6億元・来客200万人を記録。上海静安大悦城は初日13.1万人、翌日14.1万人を動員し、売上は前年比14%増。
直近の同人イベントCP31(COMICUP)は600ブース・15万㎡の会場に16万人が来場。二次元熱はもはや「イベント巡り」という新たな消費行動を生んでいる。
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